竹中直人が豊臣秀吉をエネルギッシュに演じて話題を呼んだ、1996年放送の「秀吉」。「心配ご無用!」のセリフは流行語にもなった。織田信長を渡哲也、明智光秀を村上弘明が演じた。なりふり構わぬアピールで信長の家臣に抜擢されるシーンや、妻・おねの心を手に入れる名場面、ライバル光秀との人間関係は見ごたえたっぷり。野際陽子さん演じる光秀の母の悲劇も必見だ。竹中直人、村上弘明が撮影秘話を語る。
2002年放送の「利家とまつ」は、加賀百万石の礎を築いた戦国武将・前田利家と、その妻・まつの物語。織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の三英傑から“男の中の男”と呼ばれ、頼られた利家。ブレないその生き方や、まつとの夫婦愛、ライバル秀吉との熱い友情が見どころだ。夫のピンチを救うまつの名ゼリフ「おまかせくださりませ」は流行語にもなった。名場面とともに利家役の唐沢寿明、信長役の反町隆史が知られざる舞台裏を語る。
明智光秀、斎藤道三、織田信長など「麒麟(きりん)がくる」で中心をなす武将達がこぞって登場する「国盗り物語」。1973年に放送した司馬遼太郎原作の作品だ。注目は希代の女ったらしとして描かれた“美濃のまむし”こと斎藤道三の成り上がり人生。信長と光秀との緊迫したやりとり、そして本能寺の変だ。名場面の数々を紹介するとともに信長を演じた高橋英樹、光秀を演じた近藤正臣、深芳野役の三田佳子が当時の秘話を語る。
「梵天丸もかくありたい」が流行語にもなった、1987年放送の「独眼竜政宗」。歴代大河ドラマで最高視聴率を獲得した作品だ。当時27歳の渡辺謙が“奥羽の暴れん坊”と呼ばれた戦国武将・伊達政宗の生涯を演じ、大ブレークを果たした。父を自分の目の前で殺される悲劇や、母に毒を盛られる不幸な事件、そして勝新太郎演じる秀吉との緊迫した対面シーンなど、手に汗にぎる名場面が満載。渡辺謙が語る貴重な撮影秘話も!